
どうせ薄毛になるんなら、かっこいい薄毛になりたい!
こんな悩みを解決します。
この記事では、薄毛になってもかっこいいといわれる外国人を比較対象に、「かっこいい」を実現できる方法をご紹介します。
- まずは日本人と外国人の薄毛の違いを知りましょう。
- それをカバーする正しい対策を取りましょう。
薄毛になってもならなくても、目指す所は「かっこよさ」。
女性理容師ならではの目線で、お勧めできる対策も用意していますので、ぜひ読みすすめてください。
それでは早速はじめていきましょう。
かっこいいには理由がある!外国人と日本人の薄毛の違い
かっこいい薄毛、または短い髪型を考えた時に思い浮かべるのは誰ですか?
ダイハードのブルースウィルス?
それともレオンの時のジャンレノ?
007のダニエルグレイグ?
彼らは何で薄毛でもかっこいいのでしょうか。
彫りが深い顔立ちに、鍛え上げられた身体。
それらがあるのは確かなのですが、日本人の頭と比べてかっこよく見える欧米人の頭の特徴が3つあるからです。
特徴1 頭の形が違う
そんなの当たり前じゃないか。
と思う前に本当にその特徴の違いを知っていますか?
欧米人の頭の特徴
- 前後に長い。
- 角が張っていない。
日本人の頭の特徴
- 横に張っている
- 角が張っている
欧米人の頭はどちらかと言うと魚タイプで前後に長いのが特徴です。
そのため、正面から見たときの横幅が狭く、サイドが広いぶんより立体的に見せることができます。
そして角があまり張っていなくて、頭頂部に向かって丸くアールを描いているので、たとえスキンヘッドにしたとしてもじゃまなかどが出てくることなくキレイにシルエットが出来上がるのです。
日本人の頭の特徴は、サイドに広がっていていわゆる絶壁と言うように後頭部が平らなことが多いです。
そのせいでキレイな卵型を描こうにもどうしてもじゃまな角が出たり、足りない箇所が出てくるのでアンバランスになってしまうのです。
特徴2 髪質が違う
欧米人の髪質は柔らかく猫っ毛で寝て生えることが多いです。
そのせいでたとえ薄くなってしまったとしても、もともとの綺麗な頭の形なりに生えるので、シルエットもやっぱり整いやすいです。
日本人の髪質は硬く直毛で地肌に対して立ち上がりをつけながら伸びます。
これが薄毛になって全部が細くなり立たなくなるのなら良いのですが、頭頂部だけか寝てしまい、角から下は立ってしまう方が多いのが現状です。
ここが一番のスタイルが作りにくいポイントかもしれません。
特徴3 色が違う
欧米人のような金髪や栗毛色は、肌との明度差が少なく、髪の境がボケやすいという特徴があります。
まして日に焼けるとその差はさらに少なくなるので、髪の存在自体が肌に馴染みやすくなっているのです。
対して日本人は黒。
多少の明るさはあるかもしれませんが基本的には肌との明るさの違いは、はっきりとしています。
だから、どうしても薄毛になってもその存在は主張しがちになってしまいます。

ここまで読んでそう思われても仕方ありませんが、ここからがポイントです。
日本人の頭でもできる対策3つ

対策1 髪型で補正する
頭と髪を含めた理想的なバランスは卵型です。
よくヘアスタイル雑誌に黄金バランスはひし形と書いてありますが、それはしっかり髪がある場合に限ります。
薄毛を少しでも自覚した時点で目指す方向は卵型一択です。
なぜならひし形はトップにもサイドにもボリュームを出さなければなりません。
トップのボリュームを引き立たせるためにサイドのボリュームをタイトにした髪型の方がセットももちもいいのです。
その理想的な卵型に整えるように、立ちやすいところは取り除き、ボリュームが欲しいところは長さを残すことが大事です。

選ぶスタイルは肝心です。
薄毛の進行具合にもよるのですが、どのスタイルも少しの工夫でかっこよく仕上げることは可能なので担当のスタイリストさんにぜひ相談してみてくださいね。
対策2 セットで補正する
ベースのカットがで来たら、セットをマスターしましょう。
髪を立たせたり寝かせたりすることによってシルエット補正することにより卵型に近づけていきましょう。
ドライヤーや整髪料の使い方も肝心です。
カットし終わった後に担当のスタイリストさんに尋ねると丁寧に教えてくれると思いますよ。

対策3 色を染める
自毛の色を1トーン、2トーン明るくするだけで印象はグッと変わります。
男性に馴染みやすいアッシュグレーは特におすすめです。
退色した時の赤みが少ないので、落ち着いた印象にしながら柔らかさもプラスできますよ。
白髪が気になるからと言って黒に染める方もいますが、これはお勧めできません。
よっぽど肌の色ツヤが良くないと、歳を重ねるたびに違和感が生まれやすくなるので、せめては1トーン明るいくらいに染めても意外に肌色には合うはずです。


お任せください。
そういう方も中にはいるかと思います。
そこでさらに新たな提案をしたいと思います。
立たせる髪もない方のために
提案1 眼鏡やひげにこだわるのはいかがでしょう
この章の始めの方でも言ったように、髪があってもなくても目指すところはかっこよさだと思います。
その選択肢の一つが髪型を整えることだと思います
これまでは頭部の外国人と日本人の違いを説明しましたが、顔に注目して説明したいと思います。
ポイント
欧米人と日本人の顔の違い
- ほりの深さ
これに限ると思います。

と思われるかもしれませんが、ここで一つ、カットをしていて顔の印象を左右する重要なポイントが二つあります。それは
ポイント
- 重心を作ることと
- 視線を誘導すること
ようは、どこかにポイントを置いて、そちらに視線が向くようにし、気になる存在を薄くすることです。
これを顔にも応用するのです。
外国人の場合、頭髪が薄くなってしまってもそれ以上に顔が濃いので、どうしても視線がそちらに集中しやすくなります。
日本人の顔の場合欧米人に比べて凹凸が少なくあまり主張もないので、視線が分散してしまい、頭に視線がいってしまうことも少なくありません。
そこで眼鏡やヒゲという小物を用いて視線をそちらに誘導していくのです。
竹中直人さんを思い浮かべてください。
演じているとき以外の竹中さんは、綺麗なショートモヒカンにシルエットを整え、髪を少し明るく染め、メガネをかけて髭を蓄えていることが多いと思いませんか?
私からすれば薄毛をかっこよく見せるための技術を凝縮した理想的なモデルだと思います。

そして最後に重要なポイントはこちら。
提案2 肌を整える
実は一番顕著に見た目年齢を左右するのは肌です。
男性の肌は毎日髭を剃るせいで、乾燥肌になっていることがとても多いのです。
それなのにおでこや頬のあたりは皮脂が浮いていることも少なくありません。
女性は肌をよく見ています。
まして、インスタグラムの人気により自分の写真を撮ることに慣れている10代20代の男子は積極的にスキンケアを行っています。
そこが基準になると考えると、これから先、その上の年代との肌レベルの差はどんどん開いてしまうかもしれません。
髭剃りの後に、化粧水をつけるなど是非肌の水分補給に気をつけてくださいね。
日頃の習慣に少しプラスするだけで、肌は変わることが可能ですよ。

一つでも二つでも試してぜひ「かっこいい」を手に入れていきましょう。
まとめ
かっこいい薄毛を手に入れるコツ
ポイント
- カットで綺麗なシルエットを整える
- セットでそのシルエットを保つ
- できることなら少しカラーをする
- 眼鏡やひげにこだわってみる
- 肌を整える
薄毛でもかっこいい印象は手に入ります。
眉毛の形や髭にこだわるだけでも顔の印象は全然変わります。
自分に手をかけた結果、清潔感がひいては格好良さに繋がると思います。
ここはひとつ面倒くさいと言わず頑張ってみませんか?
